自然を楽しむ

遊歩道とルールについて

遊歩道の比較

清見町の面積のおよそ96%は森でおおわれていて、植物や動物などの種類も豊富です。これは飛騨地方がちょうど本州の南限、北限それぞれの植物の境にあたり、両方の動植物が見られるためです。

清流のせせらぎを聞きながら日ごとに変わる葉の色を見ての散策は気持ちのよいものです。ここに紹介する遊歩道は、それらの植物を楽しみながらゆっくりと散策できます。山のルールを守ってゆっくりお楽しみ下さい。

遊歩道
西ウレ峠遊歩道 木曽川の源流がある落葉広葉樹の森。ミズナラやブナの原生林が見られ、コースが多いので、時間や体力にあった散策を楽しめます。こもれび広場での森林浴もいいですよ。
おおくら滝遊歩道 この辺りは硬い岩が基部となっていて、大倉滝からの流れが岩の上を流れ落ちる滝は百滝と呼ばれています。いろんな角度から滝を見て歩ける遊歩道です。

遊歩道の比較

遊歩道の比較
  西ウレ峠遊歩道 おおくら滝遊歩道
周遊時間(最長ルート) 約2時間 約1時間20分
周遊時間(最短ルート) 約30分 約1時間20分
歩きやすさ ★★★★ ★★★
急なところ ★★ ★★★★
休憩場所 ★★ ★★★
自販機・トイレ・公衆電話 なし そば処清見庵おおくら店にあります
携帯電話 機種によって一部通話可能な所があります。 機種によって一部通話可能な所があります。
アクセス 飛騨清見I.C.から 約45分 約30分
郡上八幡I.C.から 約50分 約1時間
高山市街から 約45分 約35分
総評 頂上へのコースは見晴らしよりも、動植物の南北の境になるので、両方の植物や昆虫に出会えるのが特徴。
せせらぎの小径はちょっと車を止めて歩くのに最適です。こもれび広場周辺はお弁当を広げてピクニックも楽しいですよ。
滝を見ながらの散策は疲れを感じないくらいに気持ちがいい。
道がぬかるんでいたり、急な所があるので歩きやすい靴で、荷物はリュックなどに入れて両手をあけるようにしましょう。
そば処清見庵おおくら店では本格的なそばも味わえます。

山に入るときの基本的なルール

1.むやみに森林内に入らず、遊歩道を歩こう

遊歩道以外を歩くと草木を踏み、枯らしてしまいます。また、だれか一人が歩くと何人も同じ所を歩くことにつながり、そこが掘られて雨が降ったときに表土が流されてしまいます。斜面の近道や、許可された区域外への立ち入りはやめましょう。

山火事の原因の多くはタバコや焚き火などの火の不始末です。山火事を起こさないために、火は決められた場所以外では使わないこと!タバコの火の不始末もきちんとしましょう。

2.火の始末に気を付けよう

山でいちばん恐ろしいのは山火事です。いったん火事になるとなかなか消火が難しく、時間もかかり、時には大面積にわたって森林が焼き尽くされる事もあります。

また、細い道まで車やバイクを乗り入れるのはやめましょう。轍ができて同じように表土が流れたり、植生を枯らしてしまいます 。林道などは生活のために使ったり、森の手入れや木材の運び出しに使う道路です。危険箇所もありますので、管理者である村が通行を規制することがあります。

※森林法には次のように定められています。
「火を失して他人の森林を焼燬したものは、50万円以下の罰金に処する。(第203条)」

3.ゴミは持ち込まない。出たゴミは持ち帰る

家庭のゴミを森に持ち込んで捨てていくのはもっての外ですが、出てしまったゴミは必ず持ち帰るのがルールです。

ゴミは森に生息する動物にとっても有害なもの。ビニールや空き缶は腐らずに残り、動物が知らずに食べて死んでしまったり、空き缶の中に入ったまま出られなくなることもあります。
また、腐って土に帰るからと捨てた生ゴミが、周辺の環境や植生を変えてしまうことも。

人が捨てたゴミを食べた動物やカラスなどが味を覚えて、しだいに人の持ち物を狙うようになり、特定の生き物だけが増えたり、危険を招く場合もあります。
山にはいるときはゴミになるものを持ち込まない工夫をしましょう。

4.動植物の採集はしない

景観は誰でも共有できますが、森林には所有者がいます。森林内の全ては所有者のものですので、山菜などを採る場合は、その森林の所有者に許可を得る必要があります。
また、許可を得た場合にも植生を壊さないためにも、それぞれの採取法や採取量を学びよく考えて採取しましょう。むやみに花を摘んだり枝を折ってはいけません。盗掘のために絶滅に瀕した動植物もあります。
動植物の採集はしない

山の動植物は街に持ち帰っても環境の変化に対応できず、ほとんどが死んでしまいます。
また、生態系もデリケートなため、小さなことでもバランスを崩すおそれがありますので、動植物の採取または持ち込みはやめましょう。

※森林法には次のように定められています。
「森林においてその産物(人工を加えたものを含む)を窃取したものは、森林窃盗とし、3年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する。(第197条)」

5.大きな音を立てない

さわがしい都会から抜け出し、静かなところを求めて山へ行く人もいます。遊歩道を楽しんでいるのは自分たちだけではないことを覚えておいてください。
自然の中には鳥や虫の声、風やせせらぎのなどいろいろな音があふれています。ゆっくり耳を傾けてみてください。
また、遊歩道では様々な鳥や動物、昆虫に出会うことができます。巣や卵を見つけてもおもしろ半分に近づいたり、声をあげて驚かしたりせずに、静かに見守ってあげてくださいね。
大きな音を立てない

6.水を汚さない

森にとっても生き物にとっても水はとても大切なものです。周辺ではわき水をそのまま飲料水にしたり、山間の集落では上流からの水を様々な用途に使用します。
また、人は直接飲む水とそうでない水を使い分けますが、動植物は流れてきた水をそのまま飲みます。
そうした水を飲んだ生物を食べれば間接的にその水を摂取する事になり、いずれは人にも影響が出るかもしれません。水を利用するときには汚水や排水を直接川に流さないよう注意しましょう。
水を汚さない

7.地域のルールを守る

地域によっては入山を規制している所があります。
遊歩道を歩く前に案内板などをよく読みルールを守って気持ちよく山歩きをしましょう。
施錠して通行を制限してある所や進入禁止の看板のある所には立ち入らないようにしましょう。

8.自己責任で解決する

美しい自然には危険も潜んでいます。清見町には大型獣(クマ・イノシシなど)も生息していますし、蜂や毒ヘビなどの危険な動物や有毒な植物、きのこがあります。
他にも落石や滑落の危険性もあります。山の天気は変わりやすいので、急に雨が降ってきたり、川が増水する場合があります。万一事故にあった場合も、山の中ではすぐに助けを呼ぶのは難しいもの。なるべく危険を避けるように無理をしないように心がけてください。
また、事故にあったときのための準備も必要です。