自然を楽しむ

西ウレ峠遊歩道

ひだ清見の森をゆっくり歩ける遊歩道をご紹介

木曽川の源流がある落葉広葉樹の森。ミズナラやブナの原生林が見られ、コースが多いので、時間や体力にあった散策を楽しめます。こもれび広場での森林浴もいいですよ。

遊歩道マップ

時間

【2】から頂上まで約30分

【3】から頂上まで約30分

【4】から頂上まで約40分

【5】から頂上まで約45分

【6】から頂上まで約50分

【1】から【4】まで約20分

【1】から【5】まで約30分

【1】から【6】まで約30分

おすすめコース

頂上を目指すなら【1】から【2】の遊歩道へ入り、頂上へ。【A】の分岐点から【3】の方へ戻る一周約1時間半のコース

※現在【4】【5】は整備中。

原生林が残る木曽川源流の豊な森を歩く

西ウレ峠

西ウレ峠の「ウレ」とは古語で末梢とか一番先という意味。ここは位山・川上岳・竜が峰・西ウレ火山とつづく峠の中でも西の谷川の一番先にあることから、西ウレ峠と呼ばれているんです。

西ウレ峠は分水嶺になっていて、峠の以北の水は日本海に、コース内からは太平洋へ木曽川となって注ぐ馬瀬川の最初の一滴が湧き出ています。

ミズナラの古木や原生林

山全体は落葉広葉樹林が主体で、所々にブナやミズナラの古木や原生林が見られます。
また、植生の境目になるため、本州で見られる南北の植物が混在しています。例えばゲンノショウゴは赤色のものと白色のものが両方あったり、ブナもシロブナとクロブナ(イヌブナ)が見られたりします。
クロベ他にも本州や中北部に多い針葉樹でヒノキとアスナロのちょうど中間の大きさのクロベ(右写真)や、サルズベリの幹のように樹皮がつるりとした、夏椿なども見られます。夏椿は冬椿と違って花弁が薄いのが特徴。その名の通り初夏に白い清楚な花を咲かせるんですよ。
ブナ
クロベ

ノリウツギ

また、その頃クマザサにまじってノリウツギが咲きます。ノリウツギは北海道から九州に分布する落葉の低木。和名は昔、製紙用の糊(のり)を採取したことに由来します。根はパイプの材料になるのだとか。
花のようにみえるのはガクで、アジサイやガクアジサイなどのような球形や円板状にはならず、大きな円錐形になっています。
ノリウツギ

目的や体力に合わせて散策

この遊歩道は全体的に緩やかで歩きやすく、コースがいくとおりにも選べますので、目的や体力に合わせて散策してください。
所々でせせらぎを渡り、頂上を目指すとブナの原生林が広がっています。
遊歩道分岐
ブナ
ちょっと散策するだけなら【6】のこもれび広場に車を止めて【C】地点から【5】に出るコースがおすすめです。この遊歩道全体のミニチュア版の様なコースで、原生林も見られますし時間も30分ほどで回れます。
時間がある方なら【1】から【6】までせせらぎ街道沿いの「せせらぎの小道」を歩くのもおすすめです。途中を少し歩くのも良いですし、こもれび広場に戻って一日過ごすのもいいですね。
遊歩道分岐
ブナ

こもれび広場

こもれび広場

こもれび広場の中でもいろいろな植物が見られます。
お弁当を持ってきてピクニックをしたり、テントを張ったり、近くのせせらぎでの川遊びをしたりと、一日遊ぶのにもおすすめ。

夏でも川縁はいい風が吹いてきて、気持ちいいですよ。木陰でのんびり森林浴してリラックス。運転の疲れもとれそうですね。

せせらぎの小道

せせらぎ街道に並行してある遊歩道が「せせらぎの小道」。
こちらは整備されたきれいな道です。
その名の通り川に沿って続いていますので、途中国道を渡るところがあります。国道を渡るときには車に十分気を付けてくださいね。
せせらぎの小道(1)
せせらぎの小道(2)
「せせらぎの小道」には大きなイチイの木があり、昔木地師たちが山にはいるとき安全を祈願して手近な木をご神木として祀った名残で、「神様イチイ」と呼ばれて大切にされています。
大きなイチイの木